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グローインペイン症候群(股関節痛)の治療

グローインペイン症候群(股関節痛)の治療 料金表

グローインペイン症候群とは?

グローインペイン症候群が生じる部位

 グローインペイン症候群とは"そけい(鼡径)部"(左図)の痛みの総称で、頭痛や肩こりと言った表現に近いものです。


全てのアスリートに発症しやすく、対象となる筋肉の種類が多い為、専門家でも病態の診断が難しいといわれており、有効な治療やリハビリテーションの方法が少ないのが現状です。


ART(アクティブリリーステクニック)は米国医療特許を持つ、科学的にアプローチした数少ない治療方法の一つです。


当院では症状が出た部位はもちろん、原因となる筋肉、関節包の柔軟性を甦らせることも視野に入れて、表層から深層まで治療していきます。

グローインペイン症候群の原因

グローインペイン症候群は「癒着」が原因です。


癒着」で筋肉が硬くなると骨盤が前傾します。すると股関節の筋肉や関節包に常時ストレスが掛かる状態になり、耐えられなくなった弱い筋肉に発症しやすい傾向があります。

グローインペイン症候群の症状が出る筋肉

グローインペイン症候群で症状が出る筋肉

グローインペイン症候群で症状が出る筋肉は主に「恥骨筋(ペクテニアス)」「薄筋(グラシリス)」です。


これらの筋肉は腸腰筋やハムストリング筋などに比べると弱くて薄いためケガしやすく、症状が現れやすい箇所です。

グローインペイン症候群を分類するフローチャート

まず、下記のフローチャートにて御自身の「グローインペイン」の特徴を確認して下さい。このフローチャートは「骨折」していないことが前提となっております。

グローインペインを分類するフローチャート

1.本格的治療の必要性あり

2.中期治療の必要性あり

3.アスリート向け治療

4.ビデオでセルフメンテ

5.手足のしびれ専門治療

実例 プロサッカー選手のケース

グローインペイン症候群の治療サンプル ビデオリンク

股関節包の治療      腰の治療

1.本格的治療の必要性がある方

治療期間と治療頻度の目安
治療期間治療頻度治療回数
6か月週2回48回〜

このケースはご自分の体重を支えられないほど、グローインペイン症候群が深刻化している状態です。長期計画のリハビリ外科手術が必要になってきます。体にメスを入れることに抵抗が有る方は、当院での治療にトライされることをオススメします。

2.中期治療の必要性あり

治療期間と治療頻度の目安
治療期間治療頻度治療回数
3週間〜3か月週2回6回〜24回

座って胡座がかけない方や、坂道で坐骨が痛くなる方等が該当します。セルフチェックとして、「椅子に座って手を使わずに右(左)足首を左(右)膝の上に乗せれるか」確認して下さい。乗せられない場合、「癒着」が進行、関節が分厚くなり股関節の可動域を制限している可能性が高いです。癒着を取り除くためにはART(アクティブリリーステクニック)による正しい治療が必要です。

3.アスリート向け治療

治療期間と治療頻度の目安
治療期間治療頻度治療回数
1〜3週間週2回2〜6回

日常生活では問題ないが、「10Km走ると痛む」など長時間運動をすると痛むケースがこれです。まず下記 「4.ビデオでセルフメンテ」 のビデオを20〜30分かけて行い、痛みが軽減するか確認して下さい。痛みが軽減する場合、1週目で症状の軽快(可動域の拡大)を実感できます。またこのケースは運動時の姿勢や体の使い方に原因があることが非常に多いため、運動時の姿勢や体の使い方も合わせで指導し、再発を防止すると同時にパフォーマンスも向上させます。

4.ビデオでセルフメンテ

自宅で出来るグローインペイン症候群を予防するエクササイズです。再発率が高いけがですので、慢性化させないよう柔軟性を維持し再発を防ぎましょう。ビデオ全てを20〜30分かけて行うようにしましょう。


1. ストレッチ 腸腰筋 ウエスト

  1. ぎっくり腰、腰痛予防
  2. ウエストのくびれ作り
  3. そり背矯正

ストレッチ 腸腰筋 ウエスト

2. ストレッチ 大殿筋(おしりの筋肉)

  1. 腰痛予防
  2. 坐骨神経痛予防
  3. 姿勢改善

ストレッチ 大殿筋(おしりの筋肉)

3. ストレッチ ポール 内転筋(ももの内側の筋肉/リンパ)マッサージ

  1. ぎっくり腰、腰痛予防
  2. リンパの流れを促す
  3. X脚矯正

ストレッチ ポール 内転筋(ももの内側の筋肉/リンパ)マッサージ

4. ストレッチ ボール 内転筋(ももの内側の筋肉/リンパ)

  1. ぎっくり腰、腰痛予防
  2. リンパの流れを促す
  3. X脚矯正

ストレッチ 内転筋 リンパ

5. ストレッチ ポール 大腿筋膜張筋 マッサージ

  1. 腰痛予防
  2. O脚予防
  3. ひざのケガの予防

ストレッチ ポール 大腿筋膜張筋 マッサージ

実例:プロサッカープレイヤーAさんの場合

"右のハムストリングの内側の付け根に張りを感じつつも普段通りプレー。翌日とくに違和感なし。3日後くらいにまた同部位に張りを感じたので、入念にストレッチし翌日試合に臨む。普段より体のキレがあり満足していた。翌日、靴下を履くときに右股関節に痛みがあることに気付く、病院へ。診断はグローインペイン。整形外科は電気治療をほどこされた。


原因機能解剖説明

この選手は腸腰筋(腿の内側から腰椎へと延びる筋肉)に緊張があり、骨盤の関節が前傾している姿勢でプレーしていた。骨盤が前傾しているので、骨盤の下部に付着している内股側のハムストリング筋の付け根にも余計な緊張が高まっていたと推察される。これは骨盤の上と下で綱引きをやっている様なものと解釈して頂ければ理解しやすい。


試合中のスピードと運動量は選手の想像をも超えます。鼡径部に付着部をもつ恥骨筋や薄筋は腸腰筋/ハムストリング筋に比べ非常に薄く弱いために今回のようなケガの原因となります。ハムストリングはチームのトレーナーの方が治療してくれたそうで来院時、緊張はありませんでした。 "


治療期間

1ヶ月 週2回(1回約15分) 合計8回 


回復レベル

低中速でジョギングしても痛みがない この選手の場合長期にわたって(ケガから来院されるまで5ヶ月間)筋肉の連鎖癒着があったために 筋肉内の血管も短くなっている可能性が高くプロサッカープレーヤーとして完治するまでには時間的余裕が必要になります。

実例:プロサッカープレイヤーBさんの場合

通常より長いパスの練習の翌日にそけい部に痛みを感じた。痛みは歩行時にも感じる程度であった。


原因機能解剖説明

この選手の場合はパス練習の時に内転筋がオーバーワークになり筋の疲労回復が追いつかないまま練習を続けたため周辺の筋肉にある最もケガをしやすい筋肉である恥骨筋を挫傷したものです。


治療期間

合計1回 


回復レベル

合同練習に参加出来る(完治) 幸いケガ後すぐに治療に来院したため1回の施術で完治